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静岡大学と浜松医科大学の合併について2019/11/01

静岡大学浜松キャンパスと浜松医科大学が合併して「浜松医科工科大学」に改称するというニュース、お読みになった方も多いと思います。
https://www.at-s.com/news/article/topics/shizuoka/675661.html
「情報学部の存在感が薄れてしまう」などの理由で反対の声もあるそうです。たしかに、理解できるところです。
浜松キャンパス学生物件、地域シェアNO.1のアライブとしても、気になるニュースです。

合併推進派の静岡大学石井学長が、個人ブログで合併について詳細に説明しています。
https://wwp.shizuoka.ac.jp/president-blog/
非常にストレート、また論理的で丁寧な説明で、このブログ全体を通して、石井学長の合併に賭ける熱意と誠意が伝わってきます。
関心のあるかたは是非直接読んでいただきたいのですが、かなりの長文なので、私の理解なりに、要約します。
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・浜松医科大学と静岡大学が合併して医学部を含む総合大学となることは、教育の多様性や大学運営上の財政面で大きなメリットがある。
・2000年に全学部共通の教養課程が廃止されて以降、静岡キャンパスと浜松キャンパスは事実上別々の大学として機能しており、学生間の交流は少ない。合併により静岡大学ホールディングスの下に「静岡地区大学」と「浜松地区大学」の2大学に再編して、組織の在り方を実際の大学の実情に合わせることは、意思決定の合理化・迅速化につながる。
・合併により、「静岡地区大学」よりも、医学部を含む「浜松地区大学」のほうが財政的・規模的に大きくなるのは事実だが、合併に伴い現状の静岡キャンパスの財政や事業規模が縮小されるわけではない。
・「浜松地区大学」の名称が「浜松医科工科大学」になると新聞報道されているが、正式決定した事実はない。「情報学部の存在感が薄くなる」ことを根拠にした反対論があることは承知している。ただし、大学の名称が単科大学的であっても、多様な研究教育に従事する優れた大学は多数ある。「名称が単科大学的であるから、大学のブランド価値が下がる」というという意見には根拠が薄いと感じている。
・浜松医科大学と静岡大学の合併については、適切なプロセスを経て、大学の意思決定機関すべての賛成を経ているものであり、手続き上の瑕疵はないと考える。なお、現状、本学の意思決定機関では静岡キャンパス所属教授が大多数を占めており、浜松キャンパスの意向が通りにくい現実がある。「意思決定のプロセスで、静岡キャンパス側の主張が軽視されている」という意見は事実と反する。
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個人的には、小異を捨てて大同につき、この合併が成功裏に進み、「静岡地区大学」と「浜松地区大学」の双方ががますます発展していくことを強く願っています。