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不動産会社のDX(デジタルトランスフォーメーション)2020/09/01

DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉、最近よく耳にします。
wikipediaによると、
「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」
「企業がテクノロジーを利用して事業の業績や対象範囲を根底から変化させる」

という意味だそうです。
経済産業省も、DXにすごい力入れてます。
DX.jpg
個人的な話ですが。。。もう20年近く前、新卒時代に3年半ほどIT屋をやっていた時代があるので、この手の話には結構いいたいことがあります。
当時はDXという言葉はありませんでしたが、代わりにBPR(ビジネスプロセスエンジニアリング)とか、CRM(カスタマーリレーションシップマネジメント)とか、英語3文字のキーワードで、同じように「企業がテクノロジーを利用して事業の業績や対象範囲を根底から変化させる」ことが大変流行してました。
その時にいろいろな上司から繰り返し教えられたのは次の3つです。
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(1)枯れた技術を使う
  新しいITには必ずバグがあり、最初からまともに使えるものはほとんどない。新しい技術に飛びつくのは素人。プロは使い古された「枯れた技術」で問題を解決する。
(2)業務分析が先、ITが後
  業務プロセスを分析して、見直しを議論するのが先。そのあとで、ITで合理化できるものがあれば積極的に使っていく。既存の業務プロセスを見直さずにそのままITを入れると、えてして過剰投資になる。
(3)開発よりも運用
  システムの開発よりも、運用の方がはるかに多くのコストと時間がかかる。また、運用の中でシステムを修正していくことで初めて使えるものになる。現場への導入支援とリリース後のアフターフォローが勝負。
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こういうのはDXについてもまったく同じことが言えるなーと思っています。
アライブがやっているDXは、例えば以下のような極めてシンプルな取り組みです。
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(A)入居者への連絡を、電話から携帯のショートメッセージに置き換えてみる。「電話がつながらない」問題がなくなり、楽。最近はショートメッセージの一斉配信サービスもあるので、時間も省力化。
(B)入居者とのやりとりを電話からLINEにしてみる。写真も送ってもらえると、現状の困っている状況がよくわかる。
(C)退去の連絡をはがきでやりとりしているのを、WEBフォーム形式に置き換えてみる。(開発中。。。)
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技術的には「枯れた」シンプルなものを使ってますが、効果は絶大です。
こういうのが「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という意味で、まさにDXだと思っています。
お客様にとっても社員にとっても「合理的でラク」なサービスを設計することが、会社にとって重要です。
ITをしっかり活用して、お客様にとって便利なサービスを「地道に」追求しています。