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なぜローカル経済から日本は甦るのか2021/06/01

アライブは、静岡県西部に限定してサービスを展開している、典型的な「ローカルビジネス」です。

ローカルビジネスを考える際に、大変参考になる本があります。

 

この本の主張は、極めて明快です。

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・トヨタやソニーのような、全世界を相手にしたグローバルビジネスと、
不動産業、建設業、医療介護、飲食・・・地域に根差したローカルビジネスでは、
経済原理が根本的に異なる。

・日本のGDPの7割はローカルビジネスが占めている。にもかかわらず、
経営学や経済メディアは残り3割のグローバルビジネスのことばかり話題にしている。
ローカルビジネスについての知的な議論が不足している。

・ローカルビジネスの本質は、「労働集約的」なことになる。
「限られた社員数で効率よく仕事を回すためのカイゼン力」が事業競争力につながる。

・一方で、ローカルビジネスは「規模の経済の効力が限定的」である。エリアの拡大は
生産性を下げることが多い。業務エリアを限定したうえで、そのエリア内での
仕事の密度を高めることが、生産性向上につながる。

・なお、数人規模のいわゆる「零細企業」と、数十人~数百人規模の「中堅企業」では
生産性が大きく異なる。中堅企業の規模感になって初めて、人材を継続的に採用・育成して、
安定的に成長を目指すことができる。

・また、地方都市では首都圏よりも人口高齢化が進んでおり、「人口は減っているが、
それ以上に働き手が減少しており、常に人手不足」である。ローカルビジネスの勝ちパターンは、
「地域内シェアを高め、仕事の生産性を向上させ、十分な給与を支給し、人材を集める」ことに尽きる。

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このスライドに、本書の概要が要約されています。

http://kantou.mof.go.jp/content/000110311.pdf

 

アライブは、本書の示唆するローカルビジネス戦略に従って「静岡県西部NO.1の総合不動産会社」を目指しています。

管理戸数を伸ばし、地域シェアを高め、生産性を向上し、社員の処遇を改善し、いい仕事をしてお客様に満足していただく。

そういうサイクルを愚直に回していきたいと思っています。