アライブ通信
vol.74 社宅サミットへの参加とコロナ後の企業動向について2024/08/23 賃貸管理
2024年7月2日、石川県金沢市にて開催された「社宅サミット」に参加してきました。
「社宅サミット」とは公益財団法人日本賃貸住宅管理協会、通称日管協の社宅代行サービス事業者協議会が主催し、
社宅代行会社大手10社にて市場動向の報告や課題に対するディスカッションを行う貴重な場です。
そこで学んできたことを簡単に報告させていただきます。
トピックス
1)繁忙期(2024.2~2024.4)新規契約件数について
主要代行10社の実績は対前年同時期と比較し約106.1%、契約件数でいうと6,300件増という結果でした。
一昨年の同時期と比較すると約20%増と、コロナ禍から明らかに動きが活発になっていることが分かります。
アライブでも社宅代行からご紹介いただいた送客数は 2022年:220件⇒2023年:264件 と増加傾向にあります。
景気のいい製造業、運輸業、IT産業や建設業に対して金融業や保険業は転勤を伴う異動の減少や、地域限定採用の
増加により横ばい、微減の傾向にあるようです。ブルーカラーの色が強いこの静岡県西部のオーナー様にとっては
入居率の安定や賃料UP等が見込めるプラス材料と捉えていいのではないでしょうか。
2)2024年問題がもたらす影響
皆さん2024年問題をご存じでしょうか。簡単に説明すると働き方 改革関連法によってトラックドライバーの時間外
労働時間に新たに上限規制が入り、物流業界の労働力が不足し「モノ」が運べなくなる可能性を懸念されている問題の
ことです。この2024年問題を受け、企業意識に以下の変化が生じることが予測されます。
①人手確保に向け、福利厚生の充実や社宅制度の導入・拡大
②引越費用高騰対策として社宅規定の見直し
③入居時期の柔軟化や異動の分散化
④引越難民の発生によりマンスリー等の一時利用増加
実際の動向についても適時情報を共有していきたいと考えています。
3)参加した感想と今後の見通し
今回初めて社宅サミットに参加し、有識者のディスカッションやセミナーを聞いたことで、今後の展望を想像する
ことが出来ました。DX化の推進やシステム化の要望は我々不動産業界にも求められており、アライブも企業や社宅代行の
ニーズに合わせ柔軟に変化し、1件でも多くの入居を斡旋できるように今後も企業努力に努めて参ります。
サミット後の交流会にて今まで取引のなかった代行業者様とも交流を深めることが出来、貴重な機会とするこが出来ました。
今期より、支店営業部次長 兼 城北支店支店長という役職を拝命し、5年ぶりに浜松に勤務することとなりました。
これまでよりも高い視座を持ちアライブの発展に寄与し、オーナーの皆様に還元していく所存です。
今後ともよろしくお願いいたします。
支店営業部 次長 太田有昭