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賃貸管理コーナーvol.242019/12/01 賃貸管理

kanri.png賃貸住宅に、IoTを導入する動きが、目立つようになってきました。安心で、安全な、生活をより豊かにする技術革新であり、特に若年層の支持が高く、単身マンションなどを中心に大手ハウスメーカー、大手アパマン系管理会社が商品展開を始めています。

【導入が進むIoT賃貸】
 IoTは、身の回りにある様々なものがインターネットに繋がる事を意味します。住まいのドア、窓、家電などは、すべて独立した物であり、操作するには手動または、コントロールするリモコンを使用するしかありませんでした。住宅にIoTが導入されれば、インターネットを通じて、それらの物を簡単に操作できるようになる為、暮らしの快適性や利便性が大幅に高まります。家電、照明、カギなどをインターネットに繋げる技術は、すでに実用化されるようになりました。

【若年層に人気】
 賃貸住宅でもっとも注目されているのはスマートロックです。専用アプリが入ったスマート図5.pngフォンを近づけるだけで開錠でき、閉め忘れを確認したり、出先から施錠・開錠したりすることも可能です。遠隔にて、インターネット上で、スマートロックの情報を変えたり、開錠したい顧客とやり取りできるのもスマートロックの特徴です。また、照明やエアコンを、外出先からコントロールすることも可能になり、IoTを導入すれば、暮らしが快適かつ便利になり、セキュリティ性能も高まります。インターネットが生活に染み付いている若年層に対して興味を引く設備となっています。

【市販商品での検討・・】
大手ハウスメーカー等が商品化しているIoT賃貸は、20万円(戸)前後の費用がかかっています。そのシステムは「スマートロック」「スマートスピーカー」「スマートライト」「室内温度コントロール」などをセットにしたもので、メーカーはアパート建築営業の目玉としています。
なお、前回の賃貸経営応援セミナーでもご紹介したのですが、一般に流通しているスマートスピーカーでIoT賃貸を作りこむことも可能で、2~3万円程度の費用から実現できます。しかし、両物件を比較すると、スマートフォンを使った利便性や、IoTメーカーのサポート等で大きな差がでてきます。
弊社での検証結果は、スマートスピーカーの一般家庭への浸透スピードから、市販品でのIoT賃貸作りでは効果は一時的なものになる可能性が高いということと、後付けスマートロックは入居促進効果が期待できるということ、現在の標準的な設備(エアコンや、照明器具など)にIoTを想定しておくことなどが重要ということでした。
※某ハウスメーカー同等のIoT化もご提案可能です。お問合せは下記まで。
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