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vol.49 住宅建築資材の価格上昇 木造以外の建築資材へ波及2022/06/20 賃貸管理

米国の新築戸建住宅の需要拡大を皮切りに影響が広がっていったウッドショックですが、
木造以外の建築資材についても影響が広がっています。

日本銀行が発表した企業物価指数(企業間で売買される物品の価格変動を示す指標、2015年を指数100とする)において、
材木・木製品・林産物の輸入価格指数は、2021年1月の92.3から約9か月間で179.2%上昇し、指数は165.4に達しました。
2021年10月以降は160程度で比較的横ばいの推移も見られ、高止まりながらも一旦の落ち着きを見せています。

一方で他の住宅資材の価格上昇も下記グラフのように、前年同月比でコンクリート型枠用合板が45.1%、
異形棒鋼(鉄筋コンクリートの芯材として使用)が29.1%、H形鋼が32.5%、鋼板切板が56.1%上昇しています。

これらはウッドショックの影響に加え、コロナウィルスや円安による輸入価格上昇、
ロシアのウクライナ侵攻など複合的に影響しているものと思います。
メーカーや納入業者の値上げにより、4月よりクロスやクッションフロア、畳やべニアなど、
一部の建材について価格改定をさせていただきましたが、
今後も注意深く価格動向を観察するとともに、管理物件の空室期間を圧縮することで、
賃貸経営への影響を最小限に抑えるよう継続的に努力いたします。

管理部 部長 北島 靖浩