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vol.72 2024年 繁忙期総括2024/05/27 賃貸管理

今年の繁忙期は、コロナウイルスの影響も無くなり、コロナ禍以前の人の動きに戻りました。
また、資材価格の高騰による建売や注文住宅の価格上昇もあり、継続入居を含む賃貸需要はやや高まっていると感じられます。
当社管理物件の入居率は昨年度末の95.90%から96.02%とアップして96%を超える結果となりました。

トピックス

1)賃料の動向

インフレの影響について、市場全体が値上げモードにはなっていないものの、浜松駅周辺の転勤者向け物件や郊外の築浅物件、
大幅改装を実施した物件では、賃料を上げての再募集を行い、多くの申込獲得が出来ました。
特に新築物件の募集賃料が上昇しており、その影響で築浅物件の賃料も引き上げやすい市場状況が見受けられます。
一方で和室ありの2DKまたは3DKタイプや築年数が経過している物件は、成約に時間がかかり、リフォーム無しで募集する場合、家賃の値下げが必要な場面も多々ありました。
今後も物件ごとの特性を分析し、設備アップやリフォームといった物件改善と、エリアや市場需要に応じた家賃設定のバランスを取ることが重要になってくると考えられます。

2)お客様の部屋探し動向

コロナ禍を経て、インターネットによる部屋探しの動きがさらに加速していると感じております。
「SUUMO」や「at-home」といったポータルサイトでの物件検索が増加し、写真やパノラマ画像の他、
Instagram、TikTok、YouTubeの動画による情報の収集が一般的になりつつあります。
また、Googleマップでの周辺環境のチェックや、LINEで営業担当者とのコミュニケーションを行うなど、
デジタルツールを駆使して物件と不動産会社の対応を吟味した上で来店されるお客様が増えています。
当社もこのような顧客ニーズの変化に対応し、情報が溢れる時代においてどのようにお客様にアプローチするかを考えていきたいと思います。

3)静大生向け物件

今春の学生向け物件の募集戸数は205部屋で、アライブ史上、最も多い募集数でした。
例年と同様に、3万円台半ばから4万円台の物件および5万円台の築浅物件に高い需要があり全体的に見ると、家賃の希望額は少しずつ上昇している傾向が感じられました。
一方で、バストイレ別を明確に希望される需要は今年も目立っており、バストイレ一体型の物件の改善に課題が残りました。

今期より、支店営業部(賃貸仲介および売買仲介業務を専門とする新部門)の責任者を拝命いたしました。
賃貸仲介業務をさらに強化し、管理物件の成約数アップを目指します。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

支店営業部部長 孕石 仁志