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総資産管理奮闘記vol.262018/07/16 総資産管理 奮闘記

07-sou.png 昨今、大手メーカーによる相続対策での『アパート建築 + サブリース(30年一括借上)』の手法がメディア等で多く取り上げられるようになってきました。
しかし、築年数が古くなっていく中で、大手メーカーのサブリース物件であっても、賃料が悪化していくことがあります。ここで知って頂きたいのは、下記の表です。実は、家賃には複数の考え方があります。一般的な貸し方では、家賃四価と言われ、実際にオーナーの収入になるのは、『4価』の成約家賃です。サブリース契約の場合、成約価格より低い設定で『設定家賃(5価)』があり、オーナーに支払われるのは『借上げ家賃(6価)』となります。

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オーナーの皆様の中でもこちらの考え方を把握されている方は少ないです。しかしこういった仕組みを理解し、できるだけ高く貸す努力をすることで収益の悪化を防ぐことができます。また、右の表は年間で満室時の収入が80%しか入らない状況を稼働率表として掲載しています。
kinoshita.png稼働率80%とは、22室の物件で、年間6室が退去し、空室期間がそれぞれ6.5ヶ月ある状態、ということになります。実際には設備対策・条件対策をしていれば、ここまで収益が悪化する、というケースもごくまれです。
オーナー様ご自身が物件を理解し、対策を打つことで収益の悪化は防げます。ぜひ、ご自身の家賃から見直してみてください。