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vol.44 『健康診断でわかること』・・決算書編2020/08/28 総資産管理 奮闘記

2008sisan.png 健康診断は早期発見、早期治療のための大切な機会です。okawa.png
1年に1回のペースで健康診断をおこなっている方が多いのではないでしょうか?
健診を受けて結果をもらった時、あなたが一番気になる項目はどれですか?食べすぎ、飲みすぎ、運動不足。日ごろから気にしているけれど、なかなか改めることができない生活習慣の結果がどのように反映されているのか心配です。

賃貸物件にも健康診断は必要です

賃貸建物の健康診断には、ハード面とソフト(収支)面があります。

①ハード面では、数年ごとにやってくる大規模修繕はもちろんですが、常に外壁、退去のお部屋の状況、設備の更新の把握が必要です。
②ソフト(収支)面では、文字通り、物件ごとの収支の把握が賃貸物件の健康診断になります。

2008_09.png複数の賃貸物件をお持ちのオーナ様の中には、ちゃんと時間を使って帳簿をつけているのにどの物件がもうかっているのか?よくわからないという方がいらっしゃいます。

物件ごとに把握できないのはなぜ?
決算書の例ですと、347万円利益が出ています。2ページ目を見ると収入は物件ごとで読み取ることはできますが、支出がわかりません。これでは、物件ごとの収支の把握ができません。いつも物件ごとに把握している必要があります。

物件ごとに【見える可】するとたくさんのメリットがあります。
・物件の収益性の差を根拠のある数字で確認することができる
・修繕などを考える際にも、どこの物件から始めるかの基準になる
・相続を考える場合に、単純に家賃収入の規模ではなく、実際の手取り収入を基準にわけることができる

物件ごとの儲けの把握は、一度だけではなく継続的に毎年わかるようにしておくべきです。借入金の返済が終わって手取り収入が一気に変わったり、ジワジワ修繕費用が増えて収益性が減っていたりと変化を掴むことができます。