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vol.45 贈与税の計算方法2020/09/30 総資産管理 奮闘記

sisan.png図19.png 資産の状況や評価額によって、将来の相続対策は大きく変わっていきます。ですが、基本的なご家族への資産の残し方の一つとして、生前贈与を活用していくかどうかで、将来の相続対策も大きく変わっていきます。今一度、贈与に関わる制度として、『暦年贈与』を確認しておきましょう。
暦年贈与とは、1月1日から12月31日までの間に贈与を受けた金額が110万円(基礎控除)以下なら、贈与税の申告が不要な制度です。

          贈与税額を把握し、上手に将来対策をしていきましょう          

贈与税の具体的な計算方法は、1年間に贈与を受けた財産の価額の合計額(課税価格)から、基礎控除額110万円を差し引いた残額について、下の速算表により贈与税額を計算します。
図18.png 例えば父から娘(20歳)が410万円の贈与を受けた場合は、贈与税は下記のように計算します。(410万円―110万円)×15%-10万円=35万円
贈与税の申告と納税をする必要があるのは、財産をもらった人です。基礎控除額は、贈与をした人ごとではなく、贈与を受けた人ごとに110万円となる点も注意しましょう。こういった制度を活かし、ぜひ今年行う相続対策を今一度見直してみてください。
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