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不動産ソリューションvol.32017/09/30 賃貸管理

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最近は、賃貸物件の価値向上にも目が向いてきており、建てた後の維持管理の重要性が理解されるようになってきました。土地や賃貸不動産は単に所有するだけでなく、そこから得られる収益性が大事な時代です。収益性が悪い土地や賃貸アパート、マンションをそのまま相続させるのでは、問題点の解決にはなりません。

現状を把握するツールとしてROA分析があります。ROAというのはReturn on Assetsの略で「利益÷総資産」で計算されます。ROAは「資産全体を使ってどれだけ稼いだか」を見る指標ということになります。例えば年間収支(利益)が280万円の2つのアパートがあります。建物の建築費用や建築時期も同じですが、相続税評価額201709_12.pngで土地3,000万円の土地に建てたAアパートはROAが8%対して、土地評価6,000万円のBアパートのROAは、4.3%と低いことがわかります。つまり、価値の高い(評価額の高い)土地が有効に活用されていないことがわかります。資産の色分けを浮き彫りにし、資産に着目し、対策を打ち、優良資産に変えていくのです。収益性の低い資産を処分し、収益性の高い優良資産に組み替えてゆくことも一つの対策です。社会の仕組みや価値観が大きく変化している現在、資産は増やす工夫が必要な時代になったのです。

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