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vol.61 2023年繁忙期 賃貸市場動向について2023/06/21 賃貸管理

新型コロナウイルスの発生から3年余りが経ちました。
政府は新型コロナウイルスの感染法上の分類を5月8日から、
季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げることを、4月27日に正式に決定しました。

世の中では、いよいよコロナも終息ムードとなり、経済も回復傾向の動きが見られます。
そんな中で、2023年も賃貸市場の繁忙期も終わり、
コロナ禍と言われた2020年~2022年までの傾向と比較して何が変わったのか‥。
業界ニュース、業界団体での見解をまとめてみました。

■賃貸市場顧客動向について

上の表は、全国の仲介会社に対して、繁忙期の賃貸仲介件数のアンケート調査を行った結果になります。
コロナの影響が顕著に出始めたのは2021年からでしたが、2023年はコロナ以前の状況に戻ってきているのが見て取れます。
要因として考えらえるのは、大学の対面授業が復活したことによる学生需要の増加、
円安で輸出系の企業が好景気になっていることによる法人需要の増加です。

また、4月29日に入国制限などの水際措置を前倒しで終了しましたが、
それ以前の令和4年から在留外国人数は増加傾向に戻っていることが上の表をみるとかわります。

前述した輸出系の企業では、外国人労働者を多く雇う工場もありますし、
学生需要に関しては、一時帰国していた外国人留学生の多くも、日本に戻って復学されています。
遡って外国人留学生数の推移を追ってみると、2011年から2019年の期間で約2倍に増えていることが分かります。
このことから、今後も外国人留学生数は増えていくことが想定されます。

外国人入居者の受け入れに関しては、ルールやマナーなどに関して注意する必要があり、
物件の立地や周辺状況等を考慮しつつ慎重に検討が必要です。

今回お伝えさせていただきました話は、エリアによって、そういった需要に恵まれないということはありますが、
大局観で見ると市場は回復傾向に向かっていると言えるでしょう。

賃貸経営についてのご相談は資産管理部まで 📞053476-7111
※資産管理部の電話番号が上記番号に変わりました。ご注意ください。

賃貸部次長 孕石 仁志