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vol.65 入居者の加入する借家賠償責任保険特約とは2023/10/20 賃貸管理

8 月2 7 日に開催されました賃貸経営セミナーの中で入居者の加入する保険について紹介させていただきました。
その中で重要となる借家賠償責任保険特約についてお話をさせていただきます。

■入居者の加入保険と借家賠償責任保険特約の役割
入居者の加入する保険は基本的に「火災保険」「借家賠償責任保険特約」「個人賠償責任特約」のセットとなります。
その中で借家人賠償責任保険特約は、入居者が借りている部屋を火災、水濡れ、破損などの損害を与えてしまい、
貸主に対して法律上の損害賠償責任を負った場合の損害賠償金などを補償します。
よくあるのが洗面化粧台に化粧瓶を落とし、洗面台にヒビが入ってしまうケースがありますが、
修理代が1 0 万円前後となりますので入居者にとっては大きな出費となると考えられます。
保険に加入していれば支払いがスムーズですが、未加入の場合は支払いが滞ってしまいオーナー様に迷惑がかかる可能性もあります。
万が一、入居者が火災を発生しまった場合はさらに高額となりますので、やはり借家賠償責任保険の加入は必要なものと思われます。

■借家人賠償責任保険の注意点
入居者からの問い合わせに、家財はあまりないので保険の更新の必要はないと言われる方がいますが、
特に重要なのは特約としてセットされている借家人賠償責任保険だと認識いただかないといけません。
火災や水漏れ事故を起こしてしまった時を想定していただくことも大事だと思われます。
また、ネットなどで入居者自身で加入した場合、個人賠償責任保険特約があれば、
借りている部屋の修理ができると勘違いしているケースも見受けられ、いざというときに発覚する場合もあります。

■施設賠償責任保険の加入
借家賠償責任保険特約が入居者が加入するオーナー様に対する賠償保険とすると、
オーナー様の入居者に対する賠償保険は施設賠償責任保険もしくは建物管理賠償責任特約となります。
建物が新しい場合は、建物の不備による事故のリスクは少ないと思われますが、
老朽化に伴い給排水管からの水漏れなどのリスクも高くなると思われますので一度加入の有無を確認してみてはいかがでしょうか。

アライブは、万一の事故の際、自社の工事担当と保険担当が対応にあたります。
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保険部部⾧ AFP(日本FP協会認定FP) 坂口 智彦